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レースレポート|ランクアップレーシング
2021.07.23 鈴鹿

2021 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦
第53回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿

会場:三重県・鈴鹿サーキット(1周=5.821km)
日程:2021年7月17日(土)予選・JSB1000レース1・JP250決勝/7月18日(日)決勝
天候:曇り コース:ドライ/晴れ コース:ドライ

JSB1000
#27 江口謙 Race 1 予選:22番手(タイム:2分14秒585)決勝:17位
Race 2 予選:20番手(タイム:2分14秒732)決勝:DNF
ST1000
#44 梶山知輝 予選:32番手(タイム:2分16秒057)決勝:26位
MFJ CUP JP250
#8 梶山采千夏 予選:14番手(タイム:2分34秒009)決勝:5位(国内クラス:3位)
#74 花木沙智 欠場

真夏の鈴鹿で苦闘したライダーたち
追い上げた梶山采千夏は表彰台を獲得!

全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦が三重県・鈴鹿サーキットで開催された。
例年、この時期は鈴鹿8時間耐久ロードレースがあるが、今年は新型コロナウイルスの影響を受け、全日本最終戦と日程を入れかえて行われることになった。事前テストはなかったため、木曜日の特別スポーツ走行からレースウイークが始まった。

JSB1000クラスの江口謙は、5月のSUGO以来のレースになる。このインターバルで筑波、ツインリンクもてぎでテストを行い、課題となっていたECUの改善に努め、加速し始めはよくなってきていた。
しかし、実際に鈴鹿を走って見ると、それほどタイムアップにつながっていなかった。また、暑さの影響もあり、エンジンパワーが落ち、最高速も4月の鈴鹿2&4レースのときと比べると10~15km/hほど下がってしまっていたが、それは周りも同じ状況で全体的に落ちていた。
ならば4月のタイムを超えることができれば、進化していると言えるのでは、とセットを進めた。

ST1000の知輝は、冬に2度ほど鈴鹿を走ったことがあったが、自分自身のマシンで走るのは、今回が初めて。
井上哲悟コーチのアドバイスを聞きながら、走行ごとにタイムアップしていった。

MFJ CUP JP250の采千夏は、初日は7番手、2日目は6番手とトップとのタイム差はあったが、ポジション的には、まずまずの位置につけていたこともあり、マシンセットを大きく外していたことがスポイルされてしまっていた。

土曜日に梅雨明け宣言が出され気温も30度まで上昇。朝から路面温度は40度を超えるコンディションとなり、まずJP250クラスの公式予選が行われた。
ここまで自己ベストの2、3秒落ちと苦戦していた采千夏は焦りを感じていた。スリップストリームを使うために、集団に入ってアタックするが、逆に引っかかってしまい、まさかの14番手。
しかし、予選後、あるひと言をきっかけにマシンセットが間違っていたことが明らかになった。

レースには、ぶっつけになってしまったが、マシンセットを修正して臨んだ。
グリッドが後方だったため、集団に飲まれてしまいセカンドグループでのレースを余儀なくされたが、そこを抜け出すと、最終ラップにも1台をかわし総合5位、国内では3位に入り、表彰台に上がった。

JSB1000クラスの江口は、予選でタイムアタックに入ると計測1周目に2分14秒台を記録。
さらにタイムを伸ばそうとしたとき、ホームストレートでカウルが破損。コース上にカウルが残ってしまったため赤旗が提示されてしまう。
目標タイムに届かず、赤旗の原因になってしまうが、両レースとも予選を突破。

レース1では、スタートを決めポジションを上げ、東村選手を目標に走っていた。
5周目にトップを走っていたライダーがクラッシュしたため、セーフティカーが入り、その差が詰まったが、セーフティカー解除した後が、チャタリングが出てしまいペースを上げられずに17位とポイント獲得はならなかった。

レース2もうまくスタートダッシュを決めるが6周目のスプーンカーブを立ち上がったところでマシントラブルが発生。
そのままピットインしレースを終えている。

ST1000クラスの知輝は、予選、決勝と大きくセットを変更して挑んだ。
スタートはよかったものの、1コーナーで飲まれてしまいポジションアップはならなかったが、ペースの速いライダーに必死についていこうと食らいついていく。
5周目には予選タイムを上回る2分15秒台に入れると、6周目には自己ベストとなる2分15秒101をマーク。
その後は、集団の中でなかなか前に行けない展開となってしまい27位でゴール。
レース後に失格となったライダーがいたため1つ繰り上がり26位という正式リザルトとなった。

JSB1000ライダー
江口謙

今シーズンは、スタンダードのECUを何とかうまく使って速く走る方法を探る作業が続いています。鈴鹿2&4のときと比べるとエンジンの伸びが気象条件の影響で最高速が10km~15km落ちていたので、鈴鹿2&4と同じタイムが出れば進化していると言えるのでタイム更新を目指しました。
両レースともスタートはうまく決まり、東村選手をかわせばポイントを獲れると頑張ったのですが、終盤はペースを上げることができませんでした。レース2はトラブルが出てしまいましたが、原因はハッキリしているので次戦は、しっかりレースを走り切ってポイントを獲れるように頑張ります。

ST1000ライダー
梶山知輝

鈴鹿は事前テストがなく木曜、金曜と30分の走行が4本。そのうち1本はセミウエットからスタートだったので、今までのレースに比べ圧倒的に走行量が少なかったので、金曜の走行を終えた時点で"もう予選?"と思ってしまいました。
ウォームアップ走行、決勝と大きくセットを変えて臨み、レース序盤はとにかく全力で走ったので、中盤で力を使い果たしてしまい終盤はかなり厳しい状態でした。
もっと基礎体力をつけて残り2戦でポイント獲得を目指します。

JP250ライダー
梶山采千夏

木曜日の走行から、うまく走ることができずトップとの差もありましたし、自己ベストの2、3秒落ちしか出ていませんでした。
タイムが出ない焦りからか余裕もなく、予選も最悪の順位となってしまい、原因を考えてみたところ初歩的な部分で問題が発覚し、改善してレースに臨みました。
5列目なので、さすがにトップグループは見えませんでしたが、とにかく抜けるだけ抜いて根性と勢いで走り切ったレースでした。
今回の反省を生かして次戦以降は、予選でもっと上位につけてトップ争いができるように精一杯頑張ります。

チーム監督
中野誠司

今回も多くの皆さんのご協力に感謝いたします。
JSB1000クラスの予選ではカウルの破損で赤旗を出してしまいご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。
鈴鹿ラウンドは事前テストがなく、レースウイークからの走行となり、経験のない知輝は、苦労していましたが、走行ごとにタイムを更新していましたし、レースで自己ベストを更新し頑張ったと思います。ただ、体力面での問題も露呈したので基礎体力を上げるトレーニングをして欲しいですね。
江口は、ポイントは獲れませんでしたが、ECUのセットアップが進み、次戦につながるレースになったと思います。
采千夏は、予選までのマシンセットがうまくいかず決勝で修正。追い上げのレースを見せてくれました。マシンセットをもっと自分でも考えられるようになるのが課題でしょう。
残り2戦になりましたが、知輝、江口はポイント獲得を、采千夏は優勝を目指していきます。